普通充電器は大別して、「充電用コンセントタイプ」と「充電ケーブル搭載タイプ」があります。
充電用コンセントタイプ
車載の充電ケーブルセットを使って充電します。
電源プラグを充電用コンセントに、充電コネクタを車両の充電口に接続します。
充電ケーブル搭載タイプ
普通充電器に充電ケーブルが搭載されており、
充電コネクタを車にさしこむだけで充電ができます。
充放電器(V2H:Vehicle to Home)
充放電コネクタを車にさしこむだけで充電ができます。
また、電気自動車にためた電気をご家庭や施設内で利用する事ができます。
充電用コンセントタイプ
電気自動車の充電には、専用の「充電用コンセント」を使用します。
電気自動車の充電中、プラグが抜けないようロックがかかる構造となっており、操作性にも優れています。
コンセントはプラグとともに一般社団法人日本配線システム工業会(JWDS-0033)で規格化されています。
充電ケーブル搭載タイプ(Mode3:モード スリー)
普通充電器本体に「充電ケーブル」を搭載しており、充電コネクタを車両の充電口に接続するだけで充電ができます。
車両から充電ケーブルを取り出す手間が省け、利便性に優れています。
普通充電器には制御回路を有しています。
■製品例
| 壁面取付(壁掛) |
 |
| スタンド(自立) |
 |
充放電器(V2H:Vehicle to Home)
充放電器本体に「充放電ケーブル」を搭載しており、充放電コネクタを車両の充放電口に接続することで、車両への充電および車両からの放電ができます。電動車両の蓄電・発電能力を活用することで、電力需要のピークシフト/カットや災害時等の非常用電源としての活用が期待されています。充放電器は車両からの出力形態や系統連系の有無等により様々なユースケースが存在しますが、EVPOSSAはガイドラインで下記6つのカテゴリを定義しています。
【充放電器のカテゴリ】
| カテゴリ |
概 要 |
| 0(V2L) |
充放電器のコンセント電力供給 |
| 1(V2H) |
屋内の自立専用コンセントへ電力供給 |
| 2(V2H) |
屋内配線への電力供給を電力系統と電気自動車で切り替える |
| 3(V2H) |
電力系統と連系して屋内配線への電力を供給(逆潮流なし) |
| 4(V2H) |
電力系統と連系して屋内配線への電力を供給(逆潮流あり) |
| 5(V2G) |
車両が電力系統直接接続される |
| ■製品例 |
|
| V2H:Vehicle to Home |
 |
|
|
会員企業の製品例を紹介しています。
企業名をクリックすると各社情報サイトが表示されます。
充放電器(V2H:Vehicle to Home)
充電コネクタ
電気自動車と充電設備
EV/PHEV用AC普通充電器の安全性・互換性を第三者が確認する認証制度の一つに
JARI認証制度があります。
電気自動車の充電時には、大きな電流が連続して流れます。
各種法規・ガイドラインおよび、ご使用の自動車・普通充電器の案内を確認・遵守したうえで設計・施工を
行ってください。
主な法規、ガイドライン
施設から普通充電器へ電気を供給するために電線の敷設や分電盤を設置し、
普通充電器を地面や壁に固定するコンクリート基礎を設置します。
普通充電器設置後のメンテナンス等の際に、普通充電器周囲に作業スペースが必要な場合があります。詳細は各施工説明書また充電器メーカーにご確認下さい。
普通充電器設置に伴う路盤の整備や駐車区画のライン引きなど駐車スペースの整備に係る工事になります。
普通充電器の場所を示す案内板や、雪・雨から守る屋根、夜間の利用を想定した照明の設置など、充電器本体の工事とは別に利便性向上などを目的とした工事になります。